最近皆さん大好き。種の話!!
2018年に種子法が廃止されるよってことが世に知れ渡ってから急に大問題になって皆さんの耳にも届いたのかなと思います。
中には間違った認識もあり、農家が自家採種をまったく出来なくなる。だとか一部の種会社に種子を独占される。とかなんとか
確かにもっともらしいけど大丈夫!!!!!!!
種子法廃止後、意識の高い県には種子法に準ずる条例を設定しています。
気になる方はぜひ調べてみてください。
偶然広島県も「広島県主要農作物等種子条例」という名前で条例を作っていました!
やるぅ〜よかったね皆さん!!
八本松にあるジーンバンクという公の施設で今でも固定種が大切に保存されています!!
先日とある人のお誘いでジーンバンクにお邪魔する機会があり、いろいろ話を聞いてきました。
今広島のジーンバンクには種取りの世界では有名な人が勤めておられて、なかなかに貴重なお話を伺えます。
その方は30年前ほど前に広島県内をローラー作戦で歩き回り、その当時各地の農家さんが保有する広島県の在来種の種を集めて回ったそうです。
その話しを聞いた時に広島の在来種というのが全然ぴんと来なくてふんふん聞いていたのですが、広島菜、太田かぶ などは皆さん聞いたことありますか!?
この辺も広島の在来種です。
広島県には在来種と呼ばれる作物は少ないらしいのですが、
そんな中でも広島の在来種が多い地域はなんと広島市と尾道市向島なんだそうです。
なぜ向島!?
なんと江戸時代から明治にかけて日本海海運で活躍した北前船が理由ではないかと考えられるそうで、お金と物が動き、それと一緒に種も動いたのではないかとのことでした。
なんて素敵なお話!!!!!!!
僕らが学生から過ごしているこの島にそんな歴史があるなんて良き!!
向島にどんな物があるかと言えば、立花エンドウ、空豆、だんご麦、、、
いや!!聞いたことねえわ!!!
と疑問に思った私加藤は知り合いのおじいちゃんおばあちゃんに聞いて回ったところ、僕が聞いた人全員だんご麦だけは食べていた。とのこと。
という訳で今年からみなと組はだんご麦復活プロジェクトを始めます!!!
種取り界で有名なその方が教えてくれたのですが、
当時向島の立花エンドウは200ほどの系統に分かれていた。農家個人個人で作物に対しての好みが違うから長年種取りを続けるとその人個人の好みが反映された系統になってゆく。
例えば僕は小さい実でも良いから植えてから早く育ってが好き。
別の人は大きい実がいいので育つのはゆっくりでもいい。と思っていたら
何年も年月を経ると当然2人の子孫は違う特徴を受け継いでゆく訳です。
苗を買って全員がおんなじ作物を作っているこの時代に、自分の作物なんです。と言える種を取って続けていく農業はかっこいい!!!!
僕は種子法云々ではなく結局種取りが1番かっこいいんじゃないか。
確かめるためにやってやるう!!!
って話しなんですよ。
種子法とか種苗法とか気にするなら当事者になって種とればいいんだ!!!
やった〜!!!
いや。ほんとかっこいいですよね。美味かったら。