それゆけ!アイドル農家みなと組

アイドル農家みなと組。広島県尾道市に浮かぶ向島で農業、アーモンドを育てています。そんな尾道出身三人組が国民的アイドル農家になるまでの記録。

委員会の終わり

みなと組ブログにおいて、加藤さんによる唯一無二のロングラン企画であった「委員会シリーズ」が終わった。

 

彼の「委員会シリーズ」がこのブログ内において唯一のシリーズものであり、

その他の上原、岩井のブログはどこまでも単発的なものであり、その傾向は如実に現れていく一方である。

 

これによってみなと組ブログは「みなと組」という看板の下に三人それぞれの個人ブログが集約されたものになった。以前にも増してアクセス数に個人への注目度が現れていくという事になると、アクセス数最低記録を日々更新し続ける僕としては身の毛がよだってよだって収まらない。それでも陰日向にちょこんと咲いている花を綺麗と言ってくれるみんなの為に今日も僕はブログを書いていくよ。

 

自分の事を語らないという事でさえ自己顕示欲の現れであるという事は周知の事実。誰しもミステリアスな部分を保持していたいというのは綺麗な思いである。言われ過ぎている事でもあるが、他人の事を理解しきる事なんてできるはずがない。けれど「分からない」事に対して頭を悩ませる事が無駄な事だとは思わない。得てして恋はこうして始まっていくのだと思う、それは異性間の恋愛関係の始まりだけにとどまらず、同性間のお互いに「知りたい」という始まりにも言える事だろう。

 

互いに脳天を小突き合えるような関係性でないと、長続きはしないかもしれない。分かっている、知っている「つもり」を擦り合わせて両者それに向かってよーいドン。ゴールテープを切るとき、これ今生の別れであろう。そのミステリアスな部分に一寸の好奇心も探究心も覚えなくなった時は本当の終わりの時の訪れでしょうか。

 

万年の夫婦関係においては互いに興味を表に出すことなく、秘密裏にその欲求を埋める為に牽制しあっている姿が見られる。興味がないわけではないのだ、味気なく直接聞いてしまうのがどこか後ろめたく思え始めたら、いつか迎えるゴール地点には二人同時に辿り着いているはず。

 

「君に満腹感をもう覚えないけれど、それが不満足なわけではないよ」

この「もう」を見逃してはいけません。そう、「かつて」は満腹感を覚えていたのです。

そして満腹感を覚えられないと満足できなかった、というよりは不満だったのです。けれど今はそうではない、それはお互いの大悟徹底への第一歩なのかもしれません。一人では辿り着くことのできない境地を君と今、目指す途上にいる事に対して心のどこかでは静かに至上の喜びを覚えているものです。

 

満腹ではなく、腹八分目で満足できるくらいの方が人生における男女の関係の最上の美味なのかもしれません。