【インタビュー】みなと組が思い描く、古民家大改造計画とは?
みなと組が思い描く
古民家大改造計画とは?
アーモンド畑でのインタビューを終えて私は軽バンに乗っていた。心地よい瀬戸内の風が開いた窓から吹いてくる、車は狭い小道を抜けると程なくして止まった。
あ、ここでお店するんですよ
-ここが噂の「みなと邸宅」ですか?
岩井:そうです。大きいでしょ、母屋に離れに蔵があるってなかなか無いですよね。庭も立派、ここ多分昔は鯉とか泳いでたんでしょうね、風流。鯉と一緒に泳いでみたいな。
-趣がありますね、加藤さんと岩井さんはここに住まれているんですか?
岩井:いや住んではないです。将来的には住みたいとは話してますけどね。邸宅は今は僕らの基地みたいな感じです、農機具置いたりお昼ご飯ここで食べたり、話し合いの場になったり毎朝ここに集合して農園に行ってます。
-どういった経緯でここを借りる事になったんですか?
岩井:実はさっきまでいた「はじまりの地」を貸して下さった方が貸してくださったんですよ。この辺だけでなくて尾道は空き家が多くて、ここも誰も住んでなかったみたいで畑に近い所に農機具とか置ける場所あったら良いなみたいな感じでお話ししてたら、あるよって事で連れて来てもらったのがここだったんですよね。ほんと響びびっちゃう。
-そうだったんですね、今座ってる縁側とかは綺麗ですけど借りた当初からそこまで汚れてはいなかったんですか?
岩井:母屋は綺麗でしたけど、やっぱり誰も住んでなかったんで埃っぽかったからある程度の掃除はしましたよ、お昼ご飯で休憩に帰ってきてくつろげるくらいには仕上がってるでしょ。あっちの離れなんかはほとんど物置きになってたのを片付けて綺麗にしたんですよ。
-この周りにある本とかものは全部離れから出てきたものですか?
岩井:全部そうですよ、とんでもない量でしょ。家の裏にもう置けなくてこっちに出てきちゃった。はやく片付けないとねどんどん暑くなるから虫が沸いちゃう。この本とか凄いでしょ?読めないもん、良いよね昔の本とか服って妙に色気があるよね。ほんとえっちぃ。
-素朴な疑問なんですけど、どうして離れから掃除してるんですか?
岩井:あ、ここでお店するんですよ。だから綺麗にしないとダメでしょ、ものだらけだった離れを裸にしてやりましたよ。今ちょうど改装もしようと考えてるんですけどね、まずは自分たちで出来ることをやろうって事で一階の天井剥がしたり壁ぶち抜いたりした状態がこんな感じですね。
-お店されるって本当だったんですね。なんのお店をする予定なんですか?
岩井:ジュース屋さんをやります……
続きは明日公開!
引き続き彼らみなと組のインタビュー記事、お楽しみください。
取材・文/岩井響